得意先登録
●得意先マスターの登録を行います。得意先毎に売上明細表・売上管理表・元帳・請求書等を出力することができます。
●「得意先」は、「出荷先」として、[仕入管理]の出荷伝票入力、仮出荷入力、預り品入力の時、使用できます。
●最低1件の得意先を登録してください。
●得意先毎に消費税の端数処理の計算方法を設定できます。この設定が無い場合、 基本情報の端数処理に準拠します。
●得意先一覧の「新規登録」ボタンをクリックします。
■新規登録
一覧画面の「新規登録」ボタンをクリックすると、得意先新規登録画面を表示します。
(※1)請求先と納入先が違う場合の請求書発行例
「納入先別で集計=オン」 「納入先別で集計=オフ」
(※2)「法人番号について」
マイナンバー法に基づいて法人や団体に割り当てられる13桁の固有の番号。
設立登記をした法人、国の機関、地方公共団体、その他、法人税・消費税の申告納税義務または源泉徴収義務を有する法人や団体などに対して、国税庁長官が指定し、通知する。
個人番号(マイナンバー)と違って利用範囲の制約がなく、だれでも自由に利用できます。
法人番号は13桁の数字です。このうち1桁目はチェックデジット(確認番号)で、2~13桁目の数字から計算されます。つまり適当な13桁の数字をいれても間違った番号と認識します。
このチェックデジットの計算をソフト側でチェックし、誤った入力があった場合には警告を出します。
*警告を出しますが、入力はできます。
【 基本1】
(※3)「単価ランク設定について」
単価ランク(ランク・ランク別掛率、単価)はそれぞれの商品ごとに自由に設定できます。
例えば、以下のように設定することも可能です。
〔A商品マスタに設定された単価ランク〕 〔B商品マスタに設定された単価ランク〕
*同じランクでも、商品が違えば、違う掛率が単価を設定できます。
掛率を入力すると、商品マスタの売上単価×掛率で自動計算されます。
「率%」を入力せずに直接売上単価の手入力も可能です。
(※4)「伝票の売上単価」優先順位について」
同一商品でも、得意先によって単価(掛率)が異なる場合があります。
また、同一得意先でも商品によって掛率が異なる場合があります。このような場合は次の方法で対応できます。
単価設定の優先順位
伝票における商品単価の設定は複数あります。優先順位は以下のとおりです。
1.「特値」が登録されているとき・・・・・・・・・・・・・・・ 「特値」を適用
2.「最終売上単価」にチェックが入っている時・・・・・・・・・・・「最終売上単価」を適用
3.「特値」「最終売上単価」が登録されていないときで、
「単価ランク」が登録されているとき・・・・・・・・・・・・ 「単価ランク」を適用
4.「特値」「最終売上単価」「単価ランク」が登録されていなくて、
「数量別単価」が登録されているとき・・・・・・・・・・・・ 「数量別単価」を適用
5.「特値」「最終売上単価」「単価ランク」「数量別単価」が登録されていなくて、
「固定単価」が登録されているとき・・・・・・・・・・・・・ 「固定単価」を適用
6.「特値」「最終売上単価」「単価ランク」「数量別単価」「固定単価」
が登録されていないとき・・・・・・・・・・・・・・・・・・「掛率」を適用
◆請求・回収◆
●締日〜与信限度額は、得意先コード=請求先コードの場合にだけ設定可能です。
(得意先コードと請求先コードが違う場合、請求・回収の登録は行えません。)
【 基本2 】
【 備考 】
備考1〜備考10(それぞれ20文字以内)が入力できます。
納品書に、チェーンストア伝票または百貨店伝票を使用する場合は、各項目内容を「備考内容」に入力します。
どちらも使用しない場合は、備考欄は、メモ欄として使用できます。
【 メモ 】
得意先にメモを残すことができます。
「ラベル」項目をクリックすると「必項・重要・進行中・計画1・計画2」の項目から選択することができます。
ここで選択した項目ごとの色は、伝票入力時に得意先コードを入力すると、「メモ」の文字色となります。
(Mac版の場合、「設定」メニュー→「販売基本情報」の「基本情報2」タブにて「伝票にカラーマークを表示する」の設定が必要です。)
*得意先一覧画面より、得意先のメモのみをEXPORTが行えます。
*入力したメモのスタイルを変更したい場合は、変更したい入力文字部分を選択し、マウスを右クリックすると、
ポップアップメニューが表示されます。
フォント、スタイル、サイズ、カラーをセットできます。(スタイルはフォントによって反映しない場合があり)
■得意先マスタ検索/変更
1.得意先一覧画面の右下「検索」ボタンをクリックします。
2.得意先検索画面が表示されます。
検索条件を入力し、「検索開始」ボタンをクリックします。
*検索条件の入力方法の詳しい説明は、第1章-基本操作[検索条件入力画面について]をご覧ください。
*得意先の取引が終了となった場合、得意先マスタにて「取引終了」設定が行えます。
また、マスタ検索時に取引終了得意先も含めて検索するか否かの選択が行えます。
〔得意先検索画面〕
3.検索条件を満たす得意先を一覧表示します。
全部表示されていない場合、右側のスクロールバーをスクロールして表示します。
得意先の変更・削除は、得意先一覧画面左上の をクリックし、ロック解除 し一覧からダブルクリックして得意先変更画面で操作します。
*ソート、印刷、IMPORT、EXPORTにつきましては、基本操作をご覧ください。
【 残高 】
導入時は、『I.繰越残高』と、『A.前々回残高』に導入日現在の売掛残高を入力します。
その他の項目は、自動計算項目か、または伝票入力と同時に更新される項目です。
手入力は行わないでください。※請求書の残高を正しく表示しなくなります。
*「A.前々回残高〜H.今日の残高」項目は、請求書の本発行・締日更新を行うことで自動的に残高及び発生額は書き換えられます。
通常は、自動更新が行われるため、手入力等で変更(修正)等は行うことはありませんが、何らかの理由(データ破損、伝票印刷時にエラー等)で
残高の書き換えがうまく動作できず、不正な残高のまま保存されている可能性があります。
請求書を本発行した際、前回ご請求額などの金額が不正になる場合は、以下のメンテナンスメニューから残高の再計算と更新を行ってください。
*得意先残高再計算について
「その他」メニュー=>「データメンテ」=>「マスターメンテナンス」から「得意先残高再計算」ボタンをクリックし、締日選択の上、残高再計算を行ってください。
得意先元帳(売掛金残高)の集計と同様の計算方法にて、残高画面の「A.前々回残高日付」の売掛金残高、
「●前回締日更新日」から「B.前回入金」、「C.前回売上」を集計し、残高画面の金額と違っている場合、一覧が表示されます。
「残高更新」ボタンをクリックすることで、正しく集計した残高に書き換えが行われます。
【 インストアコード 】
『BackOffice』のインストアコードとは、得意先で利用されているコードを指します。
例えば、自社では商品「鉛筆」に「0001」の商品コードを使用しているとします。
ところが、得意先のA文具店では「鉛筆」に「A0015」のコードを使用しています。
そして、このA文具店への納品書に自社の商品コードではなく、A文具店の商品コードで印刷したいと言うような場合にインストアコードを設定します。設定方法は以下の通りです。
*インストアコード設定手順
1.「インストアコードを使用する」のチェックボックスをオンに設定します。
インストアコードに付随するBARCODEの形式を選択します。
*バーコード入力時、設定形式にそぐわないコードを入力した時、警告を表示しますが、登録は行えます。
2.「追加」ボタンをクリックし、設定したい商品を選択します。
全商品の一覧表示 →コード入力欄に「@」を入力します。
商品コードの先頭がわかっている場合、
例:「9」と入力すると、「9」で始まる商品一覧を表示します。
*商品名/バーコード/分類名で全てにかかる一致検索が行えます。
選択すると、商品が一覧に追加されます。「インストアコード」(「BARCODE」)を入力します。
*インストアコードIMPORT
インストアコードは、外部ファイルからIMPORTが行えます。IMPORT項目の並びは下記の通りです。
1.商品コード 2.商品名 3.インストアコード 4.BARCODE
*詳しいIMPORT、EXPORT操作説明につきましては、第1章-基本操作をご覧ください。
※「インストアコードを使用する」のチェックボックスをオンに設定すると、伝票入力時、伝票明細に商品コードを選択した時、インストアコードを自動的に代入します。
インストアコードに対するBARCODEを設定されている場合、伝票明細にはインストアコードで設定したBARCODEが表示されます。
商品マスタに登録のあるBARCODEは売上伝票には印字選択できません。
また、伝票入力時に「インストアコードを使用する」と設定しているにも関わらず、ここにインストアコードの設定をしていない場合は、
一度だけインストアコードの入力を促すダイアログを表示しますので、コードを入力してください。
入力しなかったり、キャンセルした場合は、その商品に対するインストアコードは無し(ヌル)として登録されます。
伝票発行時、「発行形式」にて商品コードの印字を「商品コード/インストアコード/BARCODE」から選択が行えます。
〔発行形式〕
|