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QP042003
4.賞与入力
5.賞与明細入力
「2賞与入力の手順」(QP04102 )に従って、 賞与一覧画面を表示させ、社員をダブルクリックすると、 賞与入力画面が表示されます。
最新回の賞与明細画面を開くと、画面左上に(最新)と表示されます。このときだけ、前月給与の「給与課税対象額」が読み込まれ、税率が自動的に読み込まれます。この税率に基づいて、所得税が自動計算されます。また、各保険料が自動計算されるのも、(最新)と表示されているときだけです。これに対して、過去に支給した賞与データ(最新の回より前の回のデータ)を遡って入力するときは、(遡り)と表示され、所得税や保険料の自動計算は行われません。また、実績入力のメニューから、賞与明細入力画面を開いたときも同様です。
《共通手当・共通控除と、給与体系別手当・給与体系別控除》
手当名・控除名は、賞与基本情報で登録した名称が表示されます。 下の図で、名称が表示されている項目名(賞与額等)は賞与基本情報登録画面で入力した共通手当名・共通控除名です。また、[ア]〜[ソ]は給与体系別手当(最大15)、[タ]〜[ノ]は給与体系別控除(最大10)です。 給与体系 別手当・控除は、名称が、空欄(未設定)の場合、金額の入力はできません。共通手当・控除は、名称が空欄でも、入力できます。
【支給項目】
●賞与額、給与体系別手当1〜15(上図のア〜ソ)
それぞれ支給金額を入力します。
●支給額合計
支給金額の合計が自動計算されます。
【控除項目】
●健康保険料、厚生年金保険
給与体系で設定された料率に基づき、自動計算されます。手入力した場合、手入力が優先されます。(「支給額合計」が変わった場合は再び自動計算されます。)
健康保険料、厚生年金保険料が自動計算されないときは、賞与基本情報の給与体系別項目登録で、保険料率が設定されているかどうか確認してください。また、社員情報に、保険の等級が設定されていないときも自動計算されません。
●雇用保険料
社員情報に「自動計算」と設定されている場合は自動計算され、「手入力」と設定されている場合は自動計算されません。いずれの場合でも手入力ができます。ただし、「自動計算」の場合で、「支給額合計」が変わった場合は、再び自動計算されます。
社員情報で雇用保険料が「手入力」と設定されている場合以外に、設定メニューの給与体系登録の賃金規定で雇用保険率が、「0.0」と選択されていると、自動計算されません。
●社会保険合計
自動計算されます。 (健康保険料)+(厚生年金保険)+(雇用保険料)
●課税対象額
自動計算されます。 (支給額合計)−(社会保険合計)
●源泉徴収額
前月の給与の課税対象額に基づき、決定された税率(その他メニューの「賞与税額算出率の表」を自動参照。賞与明細画面の下方に表示)に従って、自動計算されます。手入力した場合は、手入力が優先されます。(但し税率や、支給額合計が変わった場合や、税率を手入力した場合は、再度計算されます。)
賞与入力後に、前月の給与の支給額の変更が行なわれた場合、賞与の所得税税率および所得税 は自動的には再計算されません。
●給与体系別控除1〜10 (上図のタ〜ノ)
控除金額を入力します。
●控除額合計
自動計算されます。社会保険合計、源泉所得税、部門別控除1〜10の合計。
●差引支給額
(支給額合計)-(控除額合計)
●調整額
通常は使用しません。 賞与に加算して支給する金額があれば、ここで入力できます。(所得税、保険料の対象になりません。)
●合計支給額
自動計算されます。(差引支給額)+(調整額)
●「現金支給」「銀行振込」「銀行振込2」
社員情報に登録した支給方法に従って自動計算されます。
手入力も可能で、手入力した場合、手入力が優先されます。(手入力した結果、3項目の合計が、「合計支給額」と異なっても、そのまま受け付けられます。)
●算定基礎額・倍率・試算額
賞与試算を行った場合、表示されます。
●給与課税対象額、税率
それぞれ自動表示されます。税率は手入力もできます。
【[最新]または[遡り]の表示について】
[最新]と表示されるのは、今までに処理済の月の中で最も新しい(数字の大きな)回数の処理をしている時です。この時には、特別健康保険料・雇用保険料・源泉所得税・現金,振込1,振込2の計算がすべて自動で行なわれます。これに対し、最新の回より前のデータの処理をする場合はすべて[遡り]の処理になります。
[遡り]の処理では、特別健康保険料・雇用保険料・源泉所得税・現金,振込1,振込2の計算は自動計算されませんので、変更する場合はすべて手入力します。 ([支給額合計][社会保険料合計][課税対象額][控除額合計][差引支給額][合計支給額]のように集計項目となっている場合は自動計算されます。)
【ボタン】
●前回複写
前回の賞与明細の金額が複写されます。
● 当期累計(前回迄),健保対象額(今回)
健康保険の場合、標準賞与額の上限は、毎年4月1日から翌年3月31日までの累積額で540万円となっています。当期累計(前回迄)は、当期累計額のうち前回支給分までの金額、健保対象額(今回)は今回支給分のうち健康保険の対象額を表示します。※例えば、当期累計(前回迄)が500万円で、今回支給額が100万円だとすると、40万円が健保対象額(今回)になります。
●社員情報へ
賞与明細書を表示中の社員の社員情報の表示・変更を行ないます。社員情報の変更を行った場合、「登録」ボタンをクリックします。次に、「変更した内容を給与明細に反映させますか?」の画面が表示されるので「はい」をクリックします。氏名・部課コード・役職コード・役職名・給与区分・税区分・雇用保険・扶養人数の変更が行なわれた場合、賞与データに反映されます。(社員コードや給与体系コードの変更や、削除はできません。)
●明細書印刷
●前へ、次へ
表示中の賞与明細を保存して、次(前)の社員の賞与明細書を表示します。
●登録
表示中の賞与明細を保存して、元の一覧画面まで戻ります。
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