●基本情報登録とは
消費税区分、伝票入力の方法(外税/内税入力....原則課税の場合)、消費税率の設定を行うメニューです。
導入時は、[原則課税]に設定されています。これを免税や、簡易課税に変更したい場合このメニューで変更します。
データの整合性が無くなりますので、期中での変更は絶対にしないでください。
免税業者が、[原則課税]業者として入力しても、各種帳票は税込金額で出力することができます。 仮受や仮払の消費税金額が知りたい場合、[原則課税]で入力し、外部への帳票類は税込(税込試算表/元帳など)で出力することができます。
インボイスでの入力を行う場合は、必ず設定は「原則課税」として使用ください。
*経過措置に伴う区分記載請求書発行事業者分の消費税試算表出力が行えます。
●基本情報登録
・初期メニューから「基本情報登録」を選択します。
科目取扱規則について(「初期設定」メニュー=>「勘定科目登録」から"科目一覧”に表示)
各科目の消費税区分を表示します。
消費税区分はこの画面で変更できますが、勘定科目登録・開始残高登録画面で変更する方が便利だと思います。
このメニューは登録された消費税区分を一覧表示・印刷で確認したりするときにご使用ください。
※一覧画面に何も表示されない場合でも、行選択→ダブルクリックの操作で、科目登録画面に変わります。 全科目の消費税区分を確認したい場合、「印刷(横方向100%)」を実行します。
・ 申告区分を設定します。
A.の画面右上、「消費税処理の設定」をクリック、「消費税処理選択」画面で、『原則課税・簡易課税・免税』のいずれかを選択→設定ボタンをクリックするだけで、課税制度の選択は終了です。
【例.原則課税の場合】
"原則課税"ボタン→課税制度選択画面で"設定" ボタンをクリックします。
*文字ボタン→【原則課税】をクリックして選択します。ラジオボタンでは選択したことになりません。
・「少額特例」設定(原則課税での設定が必要です)
自社が少額特例の適用事業者の場合に設定します。
設定すると、「適格請求書発行事業者」以外からの税込1万円未満の仕入は、自動的に「仕入税額100%控除」を表す区分が伝票明細にセットされます。
*少額特例制度につきましては、国税局ホームページまたは、専属の税理士(会計士)様にご確認ください。
消費税の申告区分について
原則課税.........伝票入力の金額を、消費税額抜き(外税)で入力するか、消費税込み(内税)で入力するかの選択をします。 これは科目分類(売上/固定資産/経費)毎に設定できます。
免税................消費税の計算をしません。もちろん消費税関係の帳票も出力できません。
簡易課税.......... 伝票入力時に表示する、売上事業区分(第1種〜第5種)を設定します。
この売上事業区分は、伝票入力時に変更することができます。
基本的には卸売業をメインとしながら小売も行う企業では、事業選択は卸売業と選択しておき、仕訳入力の際に課税事業所の区分を変更して小売業として入力します。
システムコード0308(仮払消費税)と、0824(仮受消費税)には、補助科目を登録しないでください。
原則課税の場合、自動税抜き仕訳を行いますので、内訳補助科目の設定をすると、消費税科目の計算が試算表に正しく反映することが出来なくなります。
伝票入力後に、消費税情報(申告区分/税区分/税率など)を変更しても、入力済みの伝票の消費税情報は変更されません。
消費税金額の変更→入力伝票を呼び出し、科目コードを入力した時点で、変更後の消費税情報を読み込みます。
●税率テーブルについて
導入時は、現在の税率がすでに登録されていますので、追加変更の必要はありません。
「BIZTREK財務管理」は税率コードの変更日付(実施日)をチェックし、その日付により、変更前税率か変更後税率かを判断して消費税を自動計算します。
*旧税率で行われた取引の返品や貸し倒れなどが税率変更後に発生した場合、手入力で消費税の金額を変更します。
■経理処理の設定画面について
これは消費税処理の説明画面です。この画面では設定変更を行わないでください。
分類毎(売上/固定資産など)の外税・ 内税 入力の変更は、 基本情報登録画面にて変更します。
*混合方式を選択すると、消費税計算が正しく行われませんのでご注意ください。
■消費税率が変更となった場合の対応について
今後、消費税率が変更になった場合(標準税率、軽減税率)は経過措置等の対応か予想される為、対応版のリリースの可能性があります。
にて、最新情報をアップさせていただきますので、ご参照ください。
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