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HS08232
 
 
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期中繰越



●『販売仕入パーフェクトPRO』は、1年間のデータを1つの単位として処理を行なっています。1年間とは、『基本情報』の『期首年月日』から『期末年月日』までの期間です。しかしデータの件数が増えてくると、データのサイズも大きくなり、処理が全体的に重たくなってきます。このような場合、年度の途中でも『期中繰越』をかけて、一部のデータを削除することができます。

●『期中繰越』は、一回の処理で、販売管理、仕入管理の両方のデータに対して行われます。

●『期中繰越』は、販売管理、仕入管理のどちらからでも実行でき、処理内容は全く同じです。

 
【期中繰越のタイミング】
期中繰越のタイミングを誤ると、データと残高に矛盾が生じる場合があります。
例えば、8月31日で期中繰越を行なう場合、9月の伝票入力、(販売・仕入それぞれの)各締日の締日処理(締日更新まで)がすべて済んでいなければなりません。
※期中繰越日付の翌月の締日処理が全て済んでから、期中繰越処理を行ってください。

 
【期中繰越を行うと…】
 1.基本情報の『導入日または前回繰越日』のところに、期中繰越の『繰越日付』が書き込まれます。
 2.得意先(仕入先)マスターの『繰越残高』が『繰越日付』現在の残高に更新されます。
 3.商品マスターの『繰越在庫』が『繰越日付』現在の在庫に更新されます。
 4.期中繰越は、『仕入管理』『販売管理』すべてのデータの、『繰越日付』以前の伝票が削除されます。
      ただし、次のデータは削除されません。

           1)請求日付や精算日付が『繰越日付』以降の売上伝票・仕入伝票
           2)仮出荷残が「0」以外の仮出荷伝票
           3)受注残のある受注伝票、発注残のある発注伝票

   ●更新中のエラーに備え、『期中更新』前には必ずバックアップコピーをおとりください。

 
【期中繰越で書き変わる主な項目】
 ●得意先マスター:繰越残高、前回繰越日
 ●仕入先マスター:繰越残高、前回繰越日
 ●販売/仕入基本情報:導入日または前回繰越日
 ●商品マスター:繰越在庫、前回繰越日



 【期中繰越を行う前に…(パーフェクトのみ)】
●在庫管理を行なっており、仮出荷入力を行なっている場合は、期中繰越前の処理として、次の1〜3を行なってください。

例) 期中繰越日付:2005.03.31  の場合

     (1)ある商品の、期中繰越日(2005.3.31)における仮出荷状況が次のようになっていたと仮定します。
   0627_102634_0.png 
(2)このように、期中繰越日において、仮出荷の差引数が「0」になっていない場合、[期中繰越日]で、差引数をいったん戻し、期中繰越日における差引残を「0」にする処理を行ないます。この例ですと、差引数の「8」を[2005.3.31]の日付で戻し、差引数を「0」にしています。
   0627_102743_1.png
(3)続けて次の行に、期中繰越日の翌日の日付で、先程戻した数と同数を仮出荷数の欄に入力します。この例ですと、期末の戻し数「8」を[2003.4.1]の日付で仮出荷し、差引数を再び「8」にしています。
0627_102924_2.jpg

 【期中繰越操作方法】

http://website.marvel.co.jp/top/FOV2-0000E99E/FAV2-0000ECAE/0000A18D-007EA7C8.3/0627_103006_3.jpg
●期中繰越日付を入力し、『繰越開始』ボタンをクリックします。
    確認の画面がでて、『OK』をクリックすると、期中繰越が始まります。
●仮出荷処理(パーフェクトのみ)を行なっている場合は前頁の処理が必要です。

期中繰越の注意点                           
『期中繰越』は、大量のデータを削除します。データの修復と、データサイズを少なくする為に、『期中繰越』終了後は、『4DTools』の『圧縮』を行う事をお薦めします。詳しい操作については、 「第1章-基本操作編」をご覧ください。