●部門登録について
『財務管理』では
内訳科目、部門数とも補助科目コードの範囲内で各9999項目迄設定できます。
1)部門コード(コードは数字2桁・3桁・4桁…会社情報登録で設定した桁数)
2)部門略称(入力可能文字数5)
3)部門正式名称(入力可能文字数8)
の順に入力していきます。
1.使用数の計算方法
部門補助科目は、設定した科目群に含まれる科目数に部門数をかけて計算します。
内訳補助科目との関係
1つの勘定科目には、補助科目は1種類しか設定できません。つまり、内訳をとるか、部門で使うか、どちらかです。
補助科目コードの設定については、「会社情報登録」→桁数設定をご覧ください。
2.部門設定の注意点
1)部門として区別できない仕訳が発生することを考えて、便宜上「その他」という部門を一つ設定しておくと便利です。
2)部門は損益科目の科目群ごとに設定しますので、たとえば、売上高としては2科目しか使用しない場合でも、部門として使用する補助科目数は、(科目数)x(部門数)という計算になります。
[製造原価報告科目を使用する場合]
部門数は、設定するすべての科目群について共通します。
製造原価の部門は3で、損益の部門は5ということはできません。
製造に3、損益に5の部門を設定したい場合には部門数は8になります。
製造原価報告書は、損益計算書の中の売上原価、特に当期製品製造原価という科目の明細ですので、損益計算書の売上原価を部門管理する場合は、強制的に製造原価科目はすべて、部門管理の対象になります。
3.部門管理のメリット
部門管理は損益計算書及び製造原価報告書のユーザ使用を登録した科目に対して行います。
部門とは、言い替えると自社の社内的な管理を分けて行うことです。
営業社員毎に部門管理を行うと、社員毎の営業成績を正確に把握する事も可能です。
部門コード 01第一営業部、
02第二営業部、
03海外営業部、
04開発部、 の様に登録します。
これで、部門毎の経費や利益の計算が出来ます。
但し、部門は、損益計算書及び製造原価報告書のユーザ使用を登録した科目群の総てに設定されますので、月次の更新処理の為の計算時間がそれだけ長くなります。
|